19日、米イリノイ州シカゴで、ガザ情勢を巡るバイデン政権の対応に抗議するデモに参加し、報道陣の取材に答えるコーネル・ウェスト氏(右端)
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米中西部イリノイ州シカゴで開幕した民主党大会の会場近くで19日、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡りバイデン政権に抗議するデモがあった。参加者はガザ攻撃は「ジェノサイド(民族大虐殺)だ」と訴え、米国の対イスラエル支援を「恥ずべきことだ」と批判。一部参加者がバリケードを越え警察官ともみ合いになった。
デモには数千人が参加し、会場の周りを行進した。1968年にシカゴで民主党大会が開かれた際には、ベトナム戦争の反戦デモ隊と警官隊が激しく衝突して大混乱に陥った経緯があり、この日も多数の警察官が警備に当たった。
デモ主催者の一人は、ガザ情勢は「私たちのベトナム戦争だ」と呼びかけた。即時停戦を求める声や「パレスチナに自由を」などと叫ぶ人もいた。デモは党大会最終日の22日にも計画されており、大規模な衝突が起きれば挙党態勢構築に水を差す恐れもある。
中西部ミネソタ州から参加したソフトウエア開発者、リーナ・ジェバラさん(25)は、ガザで増え続ける民間人犠牲者に「沈黙しない」と語った民主党候補のハリス副大統領について「言葉ではなく行動を」と要求。副大統領候補のウォルズ氏が知事を務めるミネソタ州がイスラエルに武器を売る企業に投資していると批判し、資金の引き揚げを求めた。
南部フロリダ州の大学構内でデモを続け退学処分となった元学生ビクトリア・ヒンクリーさん(22)は「私たちが正しいと歴史が証明してくれる」と胸を張った。
無所属候補として出馬している進歩派論客コーネル・ウェスト氏も参加。パレスチナ政策に関し、バイデン氏とハリス氏の方針は「一切変わりがない」と非難し「ハリス氏を見捨てよう」と書かれたプラカードを配って歩いた。イスラエルの攻撃はユダヤ教の教えに反すると訴えるユダヤ教のラビ(指導者)の姿もあった。(共同)
2024年8月20日11時4分
https://www.nikkansports.com/general/news/202408200000172.html
引用元: ・【米大統領選】イスラエル支援「恥だ」 ガザ情勢で米政権に抗議デモ 無所属候補コーネル・ウェスト氏も参加「ハリスを見捨てよう」 [樽悶★]
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